虚構の男がゴミ捨て場に不時着する。

極力毎日掌編。そうさユアグローもどき。或いは『絵のない絵本』の月。

2013-08-09から1日間の記事一覧

子どもたちがカラスの群れに苺を投げつけている。真昼にあっても真暗なその身に苺の赤が映える。7人と7羽。路地裏、日差しの届かないところで、争いは人知れず起きる。 その現場を撮影しながら子どもにインタビューを試みる男がいる。「嫌いなんだ」とある…