2013-09-02 音符2 女の子は校舎の脇に形のいい音符をひとつ見つけて家に持ち帰る。それに穴を開けてチェーンを通しネックレスを作る。 翌日、女の子はそのネックレスをつけて学校に行く。チェーンだけが露わになって、音符のところは制服の下に隠れているため傍からは見えない。 授業の途中、女の子の隣の席の男の子が消しゴムを床に落とす。 女の子がその消しゴムを拾ってあげようと前に屈んだとき、胸元から8分音符が一つ零れて揺れる。 その瞬間、男の子は女の子に音を聴く。そして、男の子は女の子に恋をするのだった。 -No.23-